Claude Code 安全監査レポート(サンプル)

法人向けの「導入の安全監査」でお渡しする脆弱性レポートの見本です。

これは架空の企業を対象にしたサンプルです。 実際の監査は、貴社の settings.jsonCLAUDE.md・CI 設定・運用に基づいて作成します。下記の所見・件数・評価は、レポートの様式と内容の水準をお見せするための例示です。実在の企業の情報は含みません。

1. 監査の概要

対象(架空)株式会社サンプル 開発部
規模開発者 20 名 / 対象リポジトリ 35 件
監査の範囲各開発者の ~/.claude/settings.json、プロジェクトの CLAUDE.md、CI の安全ゲートの有無、組織で共有された安全ポリシーの有無
手法設定の静的点検 → 実際に報告された Claude Code の事故との突き合わせ → 推奨する防御 hook の実機での動作確認
総合評価高リスク 重大 2 件・高 2 件・中 2 件。組織として危険な操作を機械的に止める仕組みが未整備です。
要旨。 各開発者が手元で個別に設定しており、組織として統一・強制された安全の baseline がありません。1 人の無防備な設定が組織全体のリスクになる状態で、再帰的なファイル削除・本番データベースの破壊・.env の漏洩・想定外の課金を、実行の手前で止める防御がいずれも未設定でした。いずれも、すでに報告されている実際の事故と同じ型です。是正は、無料の hook の配布で即日に着手できます。

2. 重大度の集計

重大度件数概要
重大2取り返しのつかないデータ消失(ファイル / データベース)の未保護
2機密の漏洩・想定外の課金につながる経路の未保護
2サブエージェントと auto モードの巻き添えの未保護
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3. 検出した所見

重大 再帰的なファイル削除を止める仕組みがない

観測
全開発者の settings.json で Bash の実行が許可される一方、rm -rf などの再帰削除を実行の手前で遮断する PreToolUse hook が未設定でした。
関連する実際の事故
Claude Code がワイルドカードの削除でユーザーのファイルを巻き添えにする事故が複数報告されています(#64559)。
推奨
rm-safety-net.sh を全開発者の ~/.claude に導入し、危険な再帰削除を停止します。
是正の容易さ
容易(1 コマンドで配布可能)。

重大 本番データベースの破壊的な操作が素通りする

観測
マイグレーションのコマンド(prisma db push --accept-data-lossdrizzle push --force など)を止める防御がなく、AI が本番のスキーマへ破壊的な変更を実行できる状態でした。
関連する実際の事故
強制的なマイグレーションで約 60 のテーブルが消失した事故(#27063)、データ消失を伴う db push の事故(#14411)。
推奨
prisma-migrate-guard.sh を導入し、データ消失を伴うマイグレーションを実行の手前で停止します。
是正の容易さ
容易。db push --accept-data-loss の遮断を実機で確認済みです。

.env が git に取り込まれる経路が開いている

観測
CLAUDE.md に「機密を commit しない」旨の記述はあるものの、指示は素通りされうるため、.env の取り込みを止める機械的な防御が必要です。実際に CLAUDE.md の指示を素通りした機密の漏洩が報告されています(#2142)。
推奨
dotenv-commit-guard.sh.envgit add / commit を遮断します。
是正の容易さ
容易。

認証情報の持ち出し・想定外の課金を止める層がない

観測
認証情報を外部へ送出する経路や、想定外の支払い・送金につながる操作を止める防御が未設定でした。
関連する実際の事故
無断の送金が発生した事故(#46828、$1,446)。
推奨
credential-exfil-guard.sh で認証情報の持ち出しの経路を遮断します。高額な操作には承認のゲートを設けます。
是正の容易さ
中(対象の経路の棚卸しを伴います)。

サブエージェントの書き込みが無制限

観測
サブエージェントによるファイルの書き換えに、影響範囲の制限がありませんでした。委譲したタスクの裏で、本番設定やマイグレーションを含む広範な書き換えが起こりうる状態です。
推奨
subagent-blast-radius-guard.sh で、サブエージェント由来の書き込みを agent_id 単位で可視化・制限します(高リスクのパスのみ対象、メインの作業は妨げません)。
是正の容易さ
容易(既定は警告のみ、強制は任意で有効化)。

auto モードでの巻き添えが止まらない

観測
auto(自動承認)での運用時に、分類器が見落とす操作が実行されうる状態でした。掃除やワイルドカードの削除で、対象外のファイルが巻き添えになる経路です。
推奨
auto-mode-safety-enforcer.sh を導入します。hook は自動承認とは別の層で効くため、auto モードでも危険な操作を停止できます(実機で確認済み)。
是正の容易さ
容易。

4. 推奨する組織の安全 baseline

下記を、全開発者と全リポジトリに統一して配布・強制することを推奨します。手作業の配布で起こる「設定のズレ」「付け忘れ」をなくすのが目的です。

5. 是正のロードマップ

段階内容目安
フェーズ 0重大 2 件に対応する hook を全開発者へ即日配布即日
フェーズ 1高 2 件への対応 + 組織の共有ポリシーの設計と配布1 週間以内
フェーズ 2CI の安全ゲート + 必須 baseline の強制 + 監査ログ2〜3 週間
継続新しく報告される事故への対応・hook の更新・設定レビュー(月額の運用保守)継続

6. このサンプルについて

本レポートは、法人向けの「導入の安全監査(目安 ¥150,000〜)」でお渡しする成果物の見本です。実際の監査では、貴社の実際の設定を点検し、検出した所見・推奨 hook・配布できる安全 baseline のテンプレートをお渡しします。所見はすべて、番号で辿れる実際の事故と、それを止める hook の実機での検証に基づいて作成します。一般論や誇張した約束はしません。

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まず自社で確認したい場合は、無料の チーム導入の安全チェックリスト をそのままお使いください。

所見の様式と件数はサンプルです。実際のリスクと件数は、貴社の設定によって変わります。推奨する hook はすべて cc-safe-setup(無料・MIT)に実在し、個人向けは無料のままです。