課金しているのに、ある日 Claude にログインできない。「アカウントが無効になりました」と表示される。これは最も重い事態です——作業の履歴も、契約も、アクセスごと失われかねない。このページは、公式に確認できる事実だけを土台に、原因と対処と予防を整理します。憶測は「報告レベル」「確証が弱い」と明示します。
これは AUP の誤検知でセッションが止まる話(別ページ)とは別です。 ここでは「アカウント自体の停止・凍結」を扱います。
Anthropic の公式サポート(Safeguards warnings and appeals)が、アカウントが停止される理由として挙げているのは次の3つです。
規約上、Anthropic は「規約違反の疑い、または法令順守のために、予告なくいつでも停止・終了できる」と明記しています(Consumer Terms)。だから通知が来ない、または来てから気づくこともあります。
公式の3理由に加え、利用者から報告されている引き金を、確証の強さを明示して並べます。公式記載 / 報告レベル / 確証が弱い。
| 原因 | 確証 |
|---|---|
| 認証情報・API キー・アカウントを他人と共有する/他人に使わせる | 公式記載(規約で明確に禁止) |
| API キー以外の自動化(ボット/スクリプト)でのアクセス | 公式記載(規約で禁止) |
| 複数アカウントの作成/アカウントを他人に開放する | 公式記載 |
| 18歳未満(年齢の要件) | 公式記載 |
| 支払いの自動フラグ(別地域・別カード・プリペイド/バーチャルカード等) | 報告レベル(当人の推測。公式が「支払いが原因」と認めた記載は無い) |
| 第三者ツール経由・規約外の API 利用 | 規約上のリスクは公式記載 / 個別の停止は報告レベル |
| VPN / プロキシの使用そのもの | 確証が弱い(公式の明文は確認できず、二次情報のみ) |
停止の通知の文面は、報告例ではいつも「アカウントに関連する疑わしいシグナルの内部調査が Usage Policy の違反を示した」という汎用の表現で、具体的な原因が書かれないことが多いです。だから自分で切り分ける必要があります。
https://claude.ai/restricted です。アカウントのメール、利用の目的の詳しい説明、状況の文脈を添えます。応答の時間について正直に: 公式は「現在、応答は通常より遅い」とだけ述べ、確定した日数は公開していません。利用者の報告では数日から数週間とばらつきます(確証は弱い)。そして復旧の保証はありません。
Anthropic の公式の Transparency Hub(2025年7〜12月)によると、BAN されたアカウント約145万件に対し、申し立ては約52,000件、そのうち覆った(復旧した)のは約1,700件でした。申し立てが覆る率は約3.3%です。
ただしこれは Claude 全体の統計(その大半は AUP 違反での BAN)であり、「あなたの誤検知の復旧率が3.3%」という意味ではありません。全体として申し立てが覆る割合の目安として読んでください。正当な誤検知なら、詳しい説明を添えて申し立てる価値はあります。
アカウントの停止そのものは、コマンドを止める hook では防げません(原因は支払いや地域や規約で、端末の操作ではないため)。ただし、規約に沿った安全な運用と、AUP の誤検知への備えは、リスクを下げる方向に働きます。
npx cc-safe-setup
破壊的な操作・秘密の漏洩・費用の暴走を、実行の前に止める無料の hook。アカウントの停止は防げませんが、規約に沿った安全な運用を支えます。
本ページは公開された公式の文書と、出典の確認できる報告に基づきます。停止・申し立ての手順は変わりうるので、実際の手続きの前に必ず公式のページで最新を確認してください。cc-safe-setup は Anthropic とは無関係の独立したオープンソースです。
さらに詳しく: 事故防止の実践ガイド(Zenn) · 全ツール